某デベロッパーから、建物一棟を一括で、某企業へ社宅として賃貸しており、この度、賃貸借契約の期間満了に伴い、原状復旧工事のご依頼を
いただきました。総戸数20戸のうち、既に17戸は退去済みでした。年内11月中旬を目途に工事完了につき、7月から空室部分の調査、設備・
電気機器類の撤去、住設機器や内装材など発注を行い、お盆明けから内部解体を順送りで進めて参りました。
当初、工程表を作成してみたものの、7月の時点で無意味だと判断、2階から5階の住戸部分について、4階のみ全て退去していたので、そこを
基点として5階→3階→2階と作業階ルートを決め、ある程度、どの職種が入っても、いつ来ても仕事ができる環境づくりを考えました。
資材の調達については、保管スペースもあり充分に確保でき、また、敷地内には、駐車スペースもあり、効率よく仕事ができることもメリット
でした。施工会社、納入業者様は、総勢30社ほどおり協力体制のもとスタートできました 。
また、既存の居室床は、カーペット敷きでした。本来の原状復旧では、予算上カーペットもしくはそれより安価な床材となるでしょうが・・・、
あえてフローリングを提案しました。既存の使えるものは修繕、リペア、パーツを交換するなど活かし、大量に眠っていた機器類など最大限に
活用するほか、並々ならぬ努力のもと経年変化や通常損耗部分の細部に至るまで改善できたと思います。
工程表のない現場でしたが、予定通り11月中旬で完了。
現場には、空気感みたいものがあり、それぞれの業種がお互いを意識しつつ、適材適所で進んで行けましたこと感謝いたします。
今後、建物はデベロッパーのグループ会社が利用していく方向で活用されることになりました。

リフォームのポイント

  • カーペットからフローリングへ変更
  • 住設機器(パーツ)・通信機器(インターホン)の交換
  • 1階店舗内装

リビング:日差しがたっぷり、床がキレイで気持ちが良い空間、リフォームは床優先!

対面式キッチン:カウンターをきれいに塗装、袖壁にはリニューアルされたインターホン

キッチン:キャビネットは既存、リペアや部分的にダイノックシート貼り修繕、水栓、レンジフード、加熱機器交換

廊下:建具は既存、リペア、パーツ交換、調整など修繕済み

玄関:下足箱は既存、木部汚れはペーパー掛け、棚板は素地からポリ板(ホワイト)へ変更

トイレ:便器は既存、温水便座新設

店舗

1F店舗は10月上旬まで営業されておりましたので、最後に内装工事をいたしました。既存住設機器、造作家具などはそのままとし、塗装、クロス、床タイルカーペット貼り替えのみ。
店舗右の天井照明は不整列でしたので、天カセ撤去の際にレイアウトを変更しました。

外観:温かみのある総タイル張り、1階テナント、2~5階は住戸、ピロティ駐車場6台あり

店舗左:床は立体感あるのテクスチャー(グレー系)をベースに、ポイントで、爽やかなブルー系のタイルカーペットでフロアデザイン

店舗右:床は立体感あるテクスチャー(ブラウン系)をベースに、壁の柱型には石目のクロスでアクセントを入れシックにまとめ